Doom And Gloom

日々の思うところや備忘録代わりのメモをここに。書いている人の事はカテゴリProfileをどうぞ。

カテゴリ: Movie

 ひさしぶりに観た。こういう映像が好き。後アニメって実写より情報量が少ないと思ってて、それがまた好き。なんか隙間が多い方が妄想力が発揮できると思うんだよね。実写ってそういう隙間が少ない。例えば主人公が部屋の端から端まで歩くだけでも表情や手の振り方、足音の立て方、周りの人物の表情とか超情報量が多いから、あんまし隙間の妄想ができない。でも例えばマンガなら同じ10秒20秒くらいのところを一コマだったり三コマで表現したりすると、なんか隙間がある気がして。ていうかマンガだと「コマ」なわけで動いてないからさらに隙間が多い訳だけど、なんか作る人が見せたい絵が強調されるんだろうなと思ったりする。このアニメも最初の導入部から途中途中で喫茶店入り口の「当店では・・・ 人間とロボットの区別をしません」という看板がアップになる、と言った効果が観られる。こういうのって別に実写でもできるんだけどアニメの法外わかんない気がするんだよね。そうでもないのかな。ま、単に二次元好きってのもあるんだけど。

 そうそう、アンドロイドと人間の関係といと私は真っ先に「ファイブスター物語(F.S.S.)」を思い浮かべた。F.S.S.ではアンドロイドではなく「人工生命」という扱いだったと思うけど、人間の騎士と、それに付き従いモーターヘッド(MH)と呼ばれるロボットをコントローするファティマが主要なキャラクターとして登場する。ファティマにはマインドコントロール(リブートではなぜか「ダムゲートコントロール」なる言葉に置き換えられている)が行われ人間に危害を与えられないようにされている。この辺りはイヴと同じくアイザック=アシモフのロボット工学三原則がバチッと適用されている感がある。ただしF.S.S.はイブと違い近未来の日常ではなく、MHにのる騎士とファティマというお話なので様相が異なりはする。がF.S.S.にもマインドコントロールを受けないファティマがいて悩んでたりと作られたものと作ったもの、人と人に似ているが人ではない(とされる)ものの物語が入っている。

 というような事は初回にこのアニメを見たときには思わなかった訳だが、二回目観たらすごく意識させられましたよ、というお話。結局何が言いたいのかというと「凪さん素敵ですね」という事だ。

「イヴの時間 劇場版」 [DVD]
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F.S.S.公式サイト:= オートマチック・フラワーズ =

Wikipediaのロボット工学三原則:ロボット工学三原則

あれからもう17年。今年も5月1日がやってくる。

 80年代後半から90年代前半を代表するF-1ドライバーだったセナの伝記映画。今日は仕事を休みにしたので、借りてきて見た。カート時代の映像やトールマンでのデビューから、プロストとの確執を経て3度のチャンピオンとなりフランク=ウィリアムズのチームでの最期までをまとめている。昔のF-1を懐かしく見直せるのは楽しかったが後は90年頃のドライバーズミーティングでの孤立やF-1政治の影響など興味深い。

 この、94年のイモラサーキットでは私がF3000を見てた頃のドライバー、ローランド=ラッツェンバーガーの死も大変衝撃的だったのだが、その瞬間も映像に出ている。またさらに、その週末の最初の不吉な出来事と言えるルーベンス=バリチェロの事故(これは幸いマシン大破のみで彼は軽症)も。もうなんかこの一連の流れを見直すのはつらい。そして最期にフジテレビでの速報。三宅アナ、今宮さん、川井ちゃんの姿とか、”あの日”を思い出し過ぎ。中継はビデオ録画の予約をしたから寝ようとしてた俺に、隣の部屋でテレビ見てた兄貴が「おい!起きろ!」って入ってきて慌ててテレビを見たときに泣きそうな声で話す三宅アナ・・・。ちょっとくらい気分になった。これ、映画館でおりえさんと見たりしなくてよかったわ、うん。



アイルトン・セナ〜音速の彼方へ [DVD]
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 昨日注文して今日帰宅したら届いていたので早速みた。いいよね、トライガン。基本的に人が死なない。今回もなんか悪役が2、3人死んだけどそれだけ。「人が死」は原作から続く事の作品のテーマだと思うので、そこは安心。なのでたらたらみられる。でも「お前があのとき始末しとかなかったら、今こいつらは泣いてるんだ」という話は現代の犯罪(者)へのまなざしにも通じる話だな。だからその辺考えると「アメリアたんかわいい。ハァハァ」とか「ミリィのがいい」「いやメリルが王道」等と言っていられないとは思うんだよね。

 犯罪者は犯罪者じゃん?たとえば一回ムショ入って、出所後に人殺しちゃうような人。で、ヴァッシュは死刑反対を選んだ人。ウルフウッドは「死を持って償え」「将来に禍根を残すな」の人。アメリアはその出所後に、そいつに殺された人。ま、このアニメの設定とはちょっと違うけど(アメリアとか特に)、そういう風に人を配置すると何かこう、ぼんやりとみられないような気がしたり。

 疲れ頭をさらに疲れさせそうなのでこの辺でスイッチを切るけど。結論としては「アメリアたんハァハァ」という感じ。以上。

 見ようと思ってみられなかったものを買ってしまうということで、劇場版トライガンを買う!ブルーレイなー

劇場版トライガン「TRIGUN Badlands Rumble」(BD) [Blu-ray]
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 今現在人に「一番気に入っている台詞は何?」と聞かれるとこの言葉が浮かぶ。映画『フルメタルジャケット』の後半、ベトナム戦地での会話でジョーカーが「俺の糞からピーナツ探して食えや」と言ったのに対して「言う事いっちょまえだけど、じっさいどうなんだよおめーは」みたいな返し。大変良い。一触即発。そのうち客か同僚にけんか売られたら言ってみたいと思う。

 きた、ついに来ました。何がってあの『世界の料理ショー』のDVDがコンビニで売られていたのだ!私の幼少期、土曜日の昼に再放送でよく見ていた番組。すげーうまそうな料理を超適当なトークをしながら作って行くのが楽しくて、学校から帰って昼ご飯を食べてから見てた気がする。あのグラハム・カーの表情と喋り(といっても印象に残ってるのは声をあてていた黒沢良の声なわけだが)が好きだったんだろうな。

 で、それが何故か昨日ファミリーマートで売られているのをおりえさんが発見。赤と青と言う二種類があってなんとそれぞれ980円!! 超嬉しくなってレジのおねーちゃんに「赤と青両方下さいっ」と迫ってみた。しかし「すみません、青は在庫切れで・・・」と言われてしまい赤のみをゲット。

 帰宅後はそれを最後までみた。いやーいいわ。超楽しい。作ってる料理はスゴいハイカロリーな感じだけれども旨そうだし、やっぱりスティーブいじりは面白い。そんで最後に客席の女性をひとり引っ張ってきて一緒に食事して締めるという流れが最高。日本の料理番組だと「男子ごはん」が一押しだけど、それよりも面白い。早く青版も買わなきゃ・・・。

Wikipedia:世界の料理ショー

 昨日今日と分けてDVDで鑑賞。爆弾処理(IEDや人間爆弾の処理)を行う兵士の物語な訳だが、宣伝で使ってた有名なシーンがいきなり出てきて、しかも最初主人公だと思ってた人が死ぬという導入はなんかすごい。後箇条書き。

 ・グロいシーン
 ・ACU+M4(ACOG?装備)な兵士がわんさか
 ・PMCオペレータがいかにもな格好だった。AK47やBarrett、M2装備など。
 ・Barrett M82を映像で初めて見た。ていうか50口径で対人狙撃とか撃たれたら砕け散りそう
 ・ハンヴィかっこいい
 ・確かに米兵への敬意にかける表現があるかも。エルドリッジが後送される時の台詞とか。
 ・帰国後のスーパーのシーンはそれまでずっとイラクの映像だったのに急に物であふれるスーパーの店内に切り替わって違和感ありまくり。そんで最後のシーンへつながる。
 ・特に何も描写はないが帰還兵のその後の社会復帰の難しさを感じさせる

そういう訳で全般的には面白い映画だった。派手ではないけど。

ハート・ロッカー [DVD]
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 いまGyaoで「フルメタルジャケット」が無料配信されているらしい。自分はDVDを持っているのでどうでも良いが、急に思い出した事が。この映画、基本は前半部分の大変素晴らしいハートマン軍曹の罵倒に感動してしまうものだ。まじで、Wikipediaなんか見ると解るが、本当の共感役は劇中で「逃げるやつはヴェトコンだ!逃げないやつはよく訓練されたヴェトコンだ!ホント戦場は地獄だぜ!」と叫ぶヘリガンナーをやっている役者だったらしい。しかし演技指導に来ていたリー=アーメイ退役軍曹の言い回しが大変下品で素晴らしかったらしく、なんか出演する事になったらしい。で、その軍曹が新兵訓練の後半で微笑みデブに殺されるところが、まぁ一般的にこの映画のメイン。でも後半も結構よくてヴェトコンの女性兵士の「Shoot me...」というシーンや、ラストミッキーマウスマーチを歌いながら廃墟を歩く米兵といった所も素晴らしい映像だと思う。

 んで、そんな映画だけど台詞がすごすぎるので地上波で流行らないのだが(主にハートマン軍曹の超絶罵倒語録のおかげ)、他の台詞も結構かっこいい。自分が気に入ってる言葉は「You talk the talk. Do you walk the walk?」だったり。日本語にすると「口はご立派だけど、実際はどうなんだ?」みたいな感じか。こういう言い回しってかっこいいなとおもう。効果的に、この場合だと超馬鹿にした感じでさらっと口に出せたら最高だ。そのあと5秒後には喧嘩になると思うけど。

 今日はエチゴヤでフォアグリップとバックアップサイトを買うついでにShadow CompanyというPMCに関するドキュメンタリーのDVDを買ってきた。これは『戦争請負会社』のP.W.シンガーも出てきたり、多くの人へのインタビューと取材からなる現代の戦争機械の現状と背景の一端を明らかにしてくれる。
 使われている映像の中にはグロいものもあるので(焼死体と射殺体)、ショッキングに感じる人もいると思うがこれは『戦争請負会社』を読んだ人はアップデートの意味も込めて必ず観るべき。アフリカの地で勃興した現代の傭兵が時代を経て「傭兵」ではなく「会社組織」としてより広範囲に戦争に関わっていった結果がここにある。詳細は本を読むべきだが、このDVDから入ってもいいと思う。それにしてもこのDVDがエアガン屋にあるというのはなんなんだろう。まさかこれを観て「PMC装備について知りたい!」と思うやつがいるんだろうか、と思ったら下にリンクを貼ったエチゴヤのサイトに
歴史に興味がある、映画が好き、
装備品の装着例が知りたい・・
などのお客様、いかがでしょうか?

と書いてあった。多分エチゴヤの人は頭おかしいんだろうな。うん。

シャドウ・カンパニー 〜戦争を変えた民間軍事会社〜(Shadow Company)

ECHIGOYA SHINJUKU:Shadow Company!

 昨年ひとりバルト9に行ってみてきたエヴァンゲリオン『破』だが、ブルーレイ版をamazonで購入したものを昨夜見た。うん、『序』の時も思ったけど、絵がきれいだ。本編は1:50くらいだったと思うけど、一気に見られた。このアニメはもう何を書いてもどこかで誰かが語り尽くしているので、とりあえず「これ次で終わるの?ホントに?」というのが感想だったとだけ。後映像素晴らしいね。音楽は映画館では翼を下さいにやり過ぎ感もあったけど、なんか見直したらそうでもないかも。とか。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.[DVD]
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 今更ながら劇場版の「序」と「破」、両方amazonでポチ、とましたよ、と。これは買わねばならないと思っていたので三作目を待たずに購入。しかもBlu-ray版。PS3があるからまぁ良いかと。こいつも新型TVで堪能予定。でもヤバすぎて「秒速5センチメートル」は買えなかった・・・・。

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 いつかみたいと思っていたのだが、今日スカパーでやっていたのでおりえさんと視聴。いやぁこれはせつねぇ。物語全体の色のトーンと、音楽の山崎まさよし(クレジットでまさよし、が漢字になっていたような、、)がかもす雰囲気と、なんだろう、いろいろあっても続いていく毎日という感覚がたまらん。物語がみんな仲良しめでたしめでたし、で終わるものはやっぱみてて楽しいしラクだから好きなんだけど、こういうのもいい。ちょっとこれはDVD買って持っててもいいのかも。自分にはあんなステッキーな青春時代は無かったけれど、それでもぐっとくる。もしかしたら主人公がプログラマになっちゃったりしてからかもしれんけどw

 色と背景の描き込みがすごくて見とれてしまう。どこにでもありがちな、でも幻想的な絵を堪能した。いいわ。音楽もぴったりだったと思うし。世間ではかなりの鬱映画扱いだが、そうは思わなかった。ちょっと胸が痛くなるくらいじゃなかろうか。おすすめ。

秒速5センチメートル 通常版 [DVD]
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 これはもう決定な映画が二つ。一つは『ハート・ロッカー』という地雷処理をする兵士が主人公の映画。最初にこの映画の事を知った時には「日本で公開されたら見たいけど、しなさそうだなぁ。。。」などと思っていたのだが、なんだかアメリカでの評価が超高い(アカデミー賞に9部門ノミネート)らしく、日本でも配給されるみたい。3月頭からなので忘れずに見ておきたい。

 次はちょっと懐かしいマンガが映画化したのでこれも。去年はエヴァ『破』をバルト9で見てきた訳だが、今度は『トライガン』が映画化したのでこれをみたい。上映は4月下旬かららしいのでちょいさきだけど、好きなマンガだったので是非映画館に足を運びたい。


ハート・ロッカー

トライガン

 なんか「創作」「複製」「反復」といったものを感じる。内容というか形式?に対して。じゃぁ次にくるのは何?みたいな。

超かわいい。

私にとっての『マジックアワー』はいつだろう。

 と唐突に意味も無く書いてみたが、土曜日に三谷幸喜監督の最新作『ザ・マジックアワー』を新宿でみてきた。映画館で映画を見るのは「皇帝ペンギン」以来という私だが、楽しかった。ストーリーも笑えるだけじゃなくてかっこいいし、キャストがまたすごい。映画の中の映画撮影シーンでちょっとだけなのに唐沢利明とか中井貴一なんかがでてたり、セットもすごく雰囲気があって。久しぶりに見た映画がこれだったというのはとても幸せな事だった気がする。1800円であんな気持ちになれるのだから映画もまだまだいける。でも中途半端にサラウンドな音響はやめてくれ。あんななら前からだけ音が聞こえてた方が絶対いい。


『ザ・マジックアワー』オフィシャルサイト

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