レースの展開でベッティーニは着に絡めなかったが、ゴール1kmくらいのところでのバッランの素晴らしい切れ味のアタックが決まって見事イタリアがV2を果たした。いや、すごいアタックだった。切れ味抜群でもうたまらん。結局デンマークのブレッシェルが3位に入ったがイタリアが1,2,4位となり正に完勝だ。今年はグランツールすべてスペイン人にとられていたけど、シーズン最後のビッグイベントでイタリアがやってくれた。レース自体もイタリアチーム全員で積極的に展開しての勝利だから本当に完勝と行っても良いんじゃないだろうか。ベッティーニもチームメイトに勝利を託し無理に先頭を追う事をせずに役割を全うしていた。本当に素晴らしい選手だ。ベッティーニといえば、最後にツァベルとともにゴールしたシーンも素敵だった。集団がこのレースで舞台を去る二人を前に出してゆっくりとゴール。美しい光景だった。