フランスでここ一週間くらい続いている暴動でついに死者がでてしまったそうだ。まずは亡くなられた方のご冥福を御祈りしたい。この問題はきっかけは警察に追われていたアフリカ系少年が感電死したという事件なのだが、しかし既にもう問題はそんなレベルでは亡くなっているので、この事件自体はどうでもいい。それよりも移民に対する寛容さの減少や国内各層の所得格差、そしてそれらをフォローするための社会保障制度の不備、そういった社会全体の問題が大きい気がする。さらにいえば今回暴動の発生した土地はムスリムの人たちが多く住んでいるということで、宗教的な問題とからんで解釈されてしまう危険がある。幸いあまりそういったニュースは無いようなので、これ以上事態が悪化しないようにフランス政府当局の人たちにはがんばって欲しい。

 と、このようなことが日本で起きると平和ぼけしたNPOだの市民団体が「警官が若者に暴力をふるっt(ry」とか「話し合えばわかり合えます!さぁ皆で手をつないd(ry」等と言い出しそうで怖い。