概要

 岩波新書から出ている「独ソ戦」を読み終わった。独ソ戦の個別の戦闘ではなく、通しで独ソ戦の経緯を概観できる良い本だった。また、戦闘だけではなく政治的な側面や戦争犯罪等についても(独ソ双方)ページが割かれていてよい。

ポイント

  • この本読むまで「彼らは来た」のパウル=カレルの素性を知らんかった
  • 戦略と戦術の間に「作戦術」というものを置いて理解しようとするのはなんとなくわかりやすい。でもちょっとあいまい?
  • ドイツ国民そのものの罪、的なものにも触れている
  • 国防軍無謬論というか、国防軍は虐殺行為とかしてません、的な言説を否定していて素晴らしい。
  • この著者の「戦車将軍グデーリアン(角川新書)」も読んでみたくなった
  • 巻末に参考資料がまとめてあって大変助かる。今後独ソ戦についてもっと本が読みたくなった時の参考にさせてもらう。

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