中嶋悟が語るセナの話。記事は2014年にセナ没後20年ということで2014年に企画されたものらしい。前後編でF1好きなら面白い記事。中でも私はここが超大切に思えた。
当時のドライバーたちは、レース中に接触することも厭(いと)わない、命がけで走っていたなんて、そんなバカなことはあり得ません。そんなことは冗談でも言えないですよ。もちろんF1は身体をはって限界に挑むスポーツだと身を持ってわかっていますし、時には相手のことを「この野郎!」と思いながら走ることもあります。だからといって捨て身になって、命をかけてやるものではない。命をかけないように、自分の技と経験を駆使して戦うんです。
そんでこれを読んで、以前何かで読んだんだけど、サッカーのW杯でクロアチア代表の名選手ボバンが
『サッカーは戦争だ』なんて言うやつは、本当の戦争を知らないんだ
と語ったのを思い出すなど。もちろんボバンの件は、当時のクロアチアがユーゴスラビアからの独立とその後の内戦があってのものなので、より重い話だけれども。