以下はFacebookで書いた事の文体変えて再掲。

 昼間にピケティ氏のことをちょこっと書いたのは下記リンクの記事のことだった。まあ現代だし?というのは差し引かねばならないにせよ、あの本を読まずとも氏が何を考えてあの本を書いたのかはすぐわかる。いろんなとこでインタビューやら特集記事が出てるから。それにフランスの経済人ということもあるので、内容はそれなりに想像できてしかるべき。
 それを前提としてだ、直接話を聞いた結果学生が「や、俺勝ち組になるし、勝ち組に税金とかやってらんねーから稼げるようになったら国出るんで、あとよろしく」とか、お前は本当に話を聞いていたのかと。東大入る頭脳持ってるんでしょと。わけがわからん。公共心とかトイレの中にでも落としてきてしまったのだろうか。それともiPhoneで音楽でも聞いていたのだろうか。もうすでにピケティは全然関係ない。まじでもう全然関係なくて、世界と自分の間に社会がない感じがするわけ。そりゃ20歳そこそこの若者だからああいうこと言っちゃうのも勢いがあってステキだとも思う。が、それでもあまりに想像力がないというか「社会」がないというかムグムグした気持ちになってしまった。これが戦後70年の教育の成果かー、みたいな。

実はみんな読み切れない トマ・ピケティ『21世紀の資本』を簡単図解 恥をかかないために  | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]