最終巻が書店に並んでいたので買った。コミックは集めてないんだけど最終巻は買おうと決めていたのだった。13巻まででほぼ全てが終わり、14巻は全体がエピローグと言っていいんじゃないかな。ユイとゲンドウ、レイとシンジの対話なんかを読みながら「あー、おわるのねー」としんみりしてしまう。
 ところで最近家に子供がいるからか、ユイとゲンドウの対話のシーンのような場面に弱い。ユイが死ぬ間際のゲンドウに語った「思い出して」のくだりは「おおぅ」ってなる。あとゲンドウがL.C.L.にならないのはなんでなん?一つになるのを拒否したから?隣でリツコが溶けてるのにね。あと最後のストーリーで真希波マリが出てくるのはマリのお母さんなの?エヴァの呪縛的なアレで本人な感じ?というところで終わり。なんか自分が大学生の頃から知っている漫画が終わるというのもしんみりするなあ。来年あたりは月マガの『DEAR BOYS』も終わるんだろうし、終わって寂しいのと、自分が遠くに来てしまったという感慨でしょんぼりしそうだ。

 というわけで90年代以降の日本のアニメ・漫画に多大な影響を及ぼしたエヴァの貞本版が終わり、残るは新劇場版の4作目のみ。とはいえ、新劇場版は私としては「公式二次創作」という捉え方なので、この漫画版が終わったことでエヴァの物語は一応終了なのかなと思う。一時代の区切りだなあ。