『虐殺器官』『ハーモニー』の伊藤計劃が残した短編集をやっと読み終えた。面白いね。絶筆となった『屍者の帝国』も最後まで読みたかった。この人の小説には自身の病の事もある為か全て「死」が出てくるわけだけど、単純に戦争やって死ぬとかそういう話ではなく、薄ら寒い感じ。『虐殺器官』は特にそうだったけど、『ハーモニー』も対極にあるようで『虐殺器官』と同じような気もした。

 あぁそれにしてもこれでこの人の読めるテキストは全部読んじゃった。どうしようかな、この本のタイトルのきっと元ネタであろう『ディファレンス・エンジン』を読んでみるべきかなぁ。

・・・ところでこの本の最後の解説文の『フォックスの葬送』の部分で『地獄の黙示録』かその元ネタ『闇の奥』について触れられてないのは違和感があったんだけどな。