津田大介氏の最新刊。私は最近「巻き込む」ということについて考えているので、今回も何となく参考になればと思って読んだ。本の中身はまあそこらでみんな語ってるから「読んでみたら良いと思うよ、面白いし」としか書かんけど、人を集めそれを続けるということについての参考になるんじゃなかろうか。途中の対談もクラウドファンディングのプラットフォーム「CAMPFIRE」を運営している人との対談とか、巻末には、いとうせいこう氏、中沢新一氏との対談もあって面白かった。
 私自身はデモとか嫌いだし出くわすと邪魔だから支持しないんだけど、社会を、世界を動かすにはああいう手段があるのは大事だとも理解しているつもり。で、今後はこういった本を読んだ人がより理解される、例えば本の中でドイツの事例が紹介されてたけど、参加しやすい、カジュアルな、でも筋を外してない、そういったやり方を見つけてくれればなあと思う。

動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか (中公新書ラクレ)
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