最近会社に新人君が入ってきた。かわいらしい女性で、開発担当ではないためにFileMaker的知識はまだまだながら、いろいろがんばっている。で、私のようなおっさんは「あーがんばってんねーかわいいねー」と思いつつ眺めている訳だけど、そういう事しているときに社内で「◎●さん頑張ってんね」「愛でたくなりますねw」などと話すことがある。

 こういった前置きがありながら、先日文化系トークラジオLifeのK-POPの回を聞いていたら「愛でる」というのは上からの発想だというようなトークがあった。全四回で公開されている内のPart3で速水健朗さんが日本語がなまっている外国人に対する日本人の受け取り方についてだったと思うのだが、「なんとか日本になじもうとしててエライ」的な目線あるよねという話だったと思う。この件の後、「そういえば『愛でる』て最近新人君のことを話すときに使ったな」と思い返してみた。確かにその言葉を私はかるーくネタとして使っていて、しかもその目線は「頑張れよ新人ちゃん」というある意味当然な先輩目線だ。この自分の目線とLifeで聞いたネタを重ねてみて、とりあえず今後は愛でるなどという事を後輩君たちに使うのは止めようと決めた。なんでかって、お互いプロとして会社にいるのに同僚に「かわいいのお」なんて言われて喜ぶやついないよねと。別に私の職業はアイドルでもないし、お互い技術で飯食ってる場所に立っているのにそれ以外で評価するとか、それはもう相手に失礼なんじゃないか。そりゃ経験値の差で例えば俺の方がうまくできる事もあるだろうけど、それで飯食ってるんだから「やーしょうがないよ」とかで済ませてる場合と違う。そういう感じ。

・・・こんな事言って別に新人さんは開発チームではないんだけどね。ま、それでもそのポジションなりにプロでいなきゃならん場所に立っている点で俺も彼女もかわらないよねと。

Life番外編「トモミ&ミチヨのK-POP in Japan」 Part3