実家の「なな」が死んだ。16歳くらい。もう最近ずっと元気が無いという事で先週は火曜日に家に帰って久しぶりに再会した二日後だった。最後だなとは思っていたけど、本当に亡くなってしまった。亡くなった日、私が客先にいる間に母からメールが入っていて、打合せ後に電話した。やっぱ涙声だった。大学1年の夏に野良だったところを病院に保護されていたなながうちにやってきて以来、いつもなながいてくれて本当に良かった。ちょっとひねくれた感じのやつだったけど、俺が実家を出ても兄でても、親はなながいてくれるから寂しさをまぎらわす事もできていたと思う。

 正直金曜日は会社を休みたいところだった。しかし当日は大事なFilemakerのイベントだったので、そういう訳にもいかずに実家には電話しただけ。いまはちょっと思い出すと泣けてしまうので会いに行けないけれども、今度、ななが死んだ朝に母と父が撮った写真を見せてもらおうと思う。


 今まで本当にありがとう。さようなら。またいつか。