Doom And Gloom

日々の思うところや備忘録代わりのメモをここに。書いている人の事はカテゴリProfileをどうぞ。

何の話

 『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を思い返して考えたこと。庵野秀明監督と宮崎駿監督の表現の違い的な。

「 方舟」と「墓所」

 シン・エヴァをみたわけです。それについてぼんやり思い出していたのだが、劇中、加持が管理してたという「方舟」がでてきた。あれについて思い出していたらあぁ、これは宮崎駿『風の谷のナウシカ』の「墓所」と似ているなと思った。まあ「墓所」はもっと広く、なんなら種としての人間も保存していたり、保存した種を復元をする方法も残している。なのでちょっと立ち位置が異なるのかもしれないけれども。

庵野秀明監督と宮崎駿監督

 一方で扱いはこの二つの作品で全然違っていて、ナウシカでは彼女が「墓所」を否定し、最終的には巨神兵によって破壊される。それは私にはむしろ諦めない強さ的なものを感じさせた。他方、シン・エヴァでは加持は既に死んでる設定なので詳細不明だけど、残されたミサトが大事に「方舟」を人類の最後の希望のように管理してる。

 ここで「結果滅びようともどうするかは俺らが決めるから、お前ら余計なことするな」感がすごい宮崎監督の表現と、「自然、動植物、種を大事に次の世代のために残しましょう」的な庵野監督の表現との違いを感じたわけなのだが、もちろんただのヲタのこじつけなので根拠なんてない。

 が、しかし例えばとある社会学者の人が『庵野監督がシン・エヴァで官僚的努力を称えている』『ナウシカは制度破壊的な欲動が感じられる』などと言ってるので、完全に的外れでもないかなぁとも思う。

 そしてここまで読んで「ナウシカに墓所なんてあったっけ?そんなシーン見た覚えがない」という方。あなたは信仰心が圧倒的に不足しているので、おもむろに下のリンクをクリックして漫画版を買え。

全体的に

 基本的には外出は近場のみ。公園にいくとかそういうやつ。子供ができてからそんなGWはなかった。去年と変わらずといえば変わらず。ハイライトは5/4に行った池袋東武の子供眼鏡屋さん。

5/1

 初日。長女の保育園時代の同級生たちが井草の森公園に行くというので家族で行く。俺はいつも通りの「連休に入ると体調が崩れる」症状でぐんにゃりしつつ同行。ものすごく使い物にならない感じだった。それとセナとラッツェンベルガーの命日だということを思い出す。

5/3

 日曜。おにぎりを作ってくれたので近所の公園にいく。長女も自転車がいい感じに漕げるようになってきて感慨深い。

5/3

 おりえさんが子供とシャボン玉液を自作して遊ぼうとしたが、どうも材料がよろしくなく失敗。ならばとWebでおすすめされた洗濯糊を探しに子供と散歩がてらお出かけ。天気も良く割と疲れた。

5/4

 シャボン玉リベンジ。が、課題が見つかる。またこんどリベンジしよう。その後子供の眼鏡の調整のためにあんふぁんへ。池袋東武の店舗は予約すると従業員通用口から入店するという、なかなか貴重な体験をさせてもらう。東武自体はお休みなのでそのような対応になったが、大変助かった。あ、あと池袋に行ったのでジュンク堂に足を延ばすも子供対応で自分が気になる本は見れず。無念。

5/5

 ぐんにゃりしつつ夜は義母の誕生日を祝うなど。

いつも通り体調も崩しつつ、それでも子供たちと過ごす時間をいつもより取れたのでそこは満足。一方で自分の読みたい本を読み終えるという点ではだいぶ影響が出てて無念。今度も週末を使ってそこのノルマをクリアしたい。

 ハースF1のチーフレースエンジニアをやってる小松氏の本

何が書いてある

 エンジニアから見た現代のF1について書いてある。超詳しいことは書いてない(書けない)けど、でも現代のF1の複雑さがちょっとわかって楽しかった。良書なのでは。この本を買うときにもう一冊エイドリアン・ニューウェイの本『HOW TO BUILD A CAR』とどっちにしようか悩んだんだけど、この本は読みやすいしよかった。

 そのうち『How to 〜』も買って読もう。

エンジニアが明かすF1の世界
小松 礼雄
インプレス
2021-04-01

PCを買った。Dell Inpiron 15 5502

スペック

項目
画面 15.6インチ
CPU Intel Core i 7 11675G7 (11世代)
GPU Iris Xe
メモリ 16GB
ストレージ 1TB
OS Win10 home

なんでこれにしたか

  • ノートPCやっぱり欲しい。でも小さいのは嫌。
  • どうせほとんど外に持って行かないで家の1階と2階を行き来するだけだから15インチでも良い。

どうか

  • とりあえずトラックパッドのクリック感がクソすぎて悶絶。トラックボールとの併用必須。
  • 静かだし滑らかだし重さも気にならないので良い。

なにする?

  • まぁとりまDockerとUbuntuいれますかね。と。

どんな本

 「ゲンロン」を展開している哲学者、東浩紀の語り下ろし的な本

何が書いてある

 ゲンロン創業から10年を東氏の視点で振り返っている

どう

 自分には超面白かったけど、ゲンロンとか東浩紀に興味がない人には多分響かない。でも読むと零細企業経営者の奮戦記というかそういうものになっていて読める。てかもう読んででなんか泣ける。


 仕事の仕方というか考え方と実践のヒントの本

どう

 まぁまぁ面白かった。2021年最初の本として悪くなかったのでは。前向きって大事だよね、とか心理的安全性を保つグループの作り方がわからないという自分に直接的な回答はないと思ったけど、読んで損した気持ちにもならなかった。

何の話

 自宅でメッシュWiFiを構築して見たら何となく良い感じ

どうして

  • 今までは無線LANルータは2階の仕事部屋にあったので、一階で微妙な感じがあった
  • 2.4Ghz帯と5Ghz帯で別々のSSID担っているのが嫌だった
  • 無線LANの最新の企画に対応したネットワークにしたかった

何を買ったか

  • tp-linkのメッシュWiFiを構築するルータ「DECO X60」の2個セットのやつ

何で

  • X20に比べてより高速(理論上は倍)で接続できる
  • 他社同レベル製品に比べて安価
  • 別ジャンル製品で問題がなかった

設定方法

  • iOS/Androidアプリを使って楽にできる
  • 箱にはマニュアルも入ってない。バーコード読んでアプリ落とさないと何も始まらない
  • 設定自体は簡単

結果

  • 満足。でも契約している光回線のスピードの問題がありgoogleのスピードテストでは上り下り両方とも300Mbpsくらいだった。けどまじで良い。
  • 一人暮らしの部屋では全く不要だけど、戸建てとかだとあっても良いのでは。

 


 昨年末に読み終えた本。Facebookに読書感想文を載せていたのでここにも同じ文章をコピペ。文章は2020年末に書いたもの。

本文

 今日やっとこの秋から読み始めていた『戦争は女の顔をしていない』を読み終えました。私が今まで読んできた各種戦争に関する本とは全く異なる本で大変素晴らしい本でした。WW2で従軍したソ連赤軍女性のインタビュー集なのですが、最初なかなか出版できなかったというのも分かるほど生の声を読むことができます。

 またこの本は女性へのインタビュー集ですが(ごく一部男性兵士へのインタビューがあります)、別に銃後の生活をしていた人にインタビューしたのではなく、狙撃兵や高射砲兵、衛生兵、パルチザンとしてあの戦争に関わったした人々が主な対象です。その中での言葉は大変重く暗いもので、たとえ「そんな中でも女の子としての自分を大事にしていた」といった文章が書いてあっても、基本的には読後感は「なるほど、これが読む地獄か」というもので軽々に人様にお勧めはできません。しかしそれでもなおこの本は反戦とかそういう次元ではなく読む価値のあるものだったと思いました。

 なおこの本は2015年ノーベル文学賞受賞者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの主著ですが、このほか『ボタン穴から見た戦争』『アフガン帰還兵の証言』『チェルノブイリの祈り』『セカンドハンドの時代』が日本語で読めるようです(ただし『アフガン〜』は絶版で古本も超高い)。

 この他、本作は最近漫画になっていて、Webで連載されているのでそっちの方が読みやすいかもしれません。少なくとも絵は『狼と香辛料』のコミカライズをした方なので良いです。

 年末年始に「読みました!」と紹介するような本では全くありませんが、私としては今年読んだ数少ない本の中ではこの本が一番刺さるものになったのでした。

何した

 PS5が出たが手に入らないのでXBox360以来となるXBox Series Xを購入

どうしてXBox SeriesXか

 PS5が買えない&デカすぎる。デザインがきもい。結局ウイイレかFIFAとCoDくらいしかやらん。だったらXBoxでもいいかと。

20201115_140631

どうか

 まだアカウント設定しただけで何もしてないので不明。とりあえずNetflixとamazonプライム、DAZNアプリはインストールした。あ、あと通勤途中にAndroidアプリからゲームのインストールもしてみた。結果は帰宅してからわかる。

どんな本

旧日本軍を組織論的な視点殻分析した名著

ポイント

  • いわゆる『日本的組織』なるものの典型的なやらかしっぷりがよくわかる
  • 対象は分析対象はノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ沖海戦、沖縄戦の6つ
  • 陸軍、海軍、そして統合作戦。
  • データではなく情緒
  • 見たいものだけをみる
  • 自己革新的な合理性を持った組織を作ったアメリカとの差

その他

 読んでいて「もうやめて!こちらのHPはもうゼロよ!」と言いたくなるような話がすごい。この本とか、『昭和16年夏の敗戦』はみんな読んだらいい。今でも学びがあるはず。

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